トップ>マンションリフォームする前に知っておきたい事 【基本編】 |

良いリフォーム・リノベーションする為の第一歩として、
マンションリフォームする前に知っておきたい事【基本編】を
5つのポイントに分けてご説明します。

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まずマンション(集合住宅)には、専有部分と共用部分があり、
自分でリフォームしていいのは専有部分だけとなっています。
専有部分とは、玄関ドアからベランダの手前のサッシの内側まで、
床・壁・天井の構造躯体(コンクリート部)を除く部分です。
玄関ドアやサッシは、自分でリフォームすることはできません。
これらの部分はマンションの外観に影響するため、
共用部分と考えられ個人でのリフォームが禁止されています。
(詳しくはお住まいのマンションの管理規約に記載されています。)
マンション管理規約については、下記にて説明いたします。
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次に、マンション管理規約を簡単にご説明。
管理規約とは、集合住宅での暮らしや、権利にかかわるルールや、
管理組合の組織方法、建物の使用やリフォームの制限内容などに
ついて定められた規約の事です。
ですので、リフォーム前には。まず管理規約を確認しましょう。
管理規約は不動産購入時の書類の中に入っていると思われます。
もし書類が無い場合は、管理人さんに相談されるのが良いでしょう。
例えば、現在カーペット敷きのマンションの場合、
フローリングに張り替えてもよいかどうかを
管理規約で定めている場合が多いと思われます。
いざリフォームしてみようと思っても、管理規約に
【フローリングへの張り替えは不可】といわれて
がっかりしないように事前に確認しましょう。
特に、リフォーム×マンション購入を検討している方は
事前に確認しておきましょう。購入してから、
理想のリフォームが出来ない・・では、手遅れです。
そして、管理規約を確認し、
フローリングへの張替えが可能だとしても
使用出来るフローリングの種類や施工方法が
定められている場合がございますので、必ず確認してください。
規約で、遮音等級(LL-45.LL-40等)を定めている場合は
それに合わせて工事しなければ、なりません!
この遮音等級により、床の下地・仕上げが変わってくるので
施工予算も変動してきます、ですのでしっかり確認しておきましょう!
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◆下の階の天井裏に配管されているタイプ |
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◆自分の部屋の床下に配管されているタイプ(床下が狭い) |
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◆自分の部屋の床下に配管されているタイプ(床下が広い) |
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マンションの給排水は、共用部分のタテ配管から
専有部分のヨコ引き配管につながっています。
タテ配管は
水廻り設備の近くにあるパイプスペース(PS)を通っています!
そのPSを中心に、効率よく給排水ができる位置に
キッチンやトイレ等(水廻り)が配置されていますので
それを大きく移動する事はできません。しかし、
リフォームで移動する事は可能です!(ある程度)
それには、
床下の配管がどこまで動かせるかがポイントになります。
給水管(水)、給湯管(湯)は比較的移動しやすいのですが
排水管は移動距離が長いと水の流れが悪くなったりします。
(排水は勾配を利用して流す為)
このため水まわりの移動には躯体のコンクリートと床の間に
充分な空間が必要になってきます。
つまり、構造と排水管の位置が水まわりリフォームの
自由度を左右するのです!
床下にどれくらいの空間があるのかは、建てられた年代や
それぞれのマンションの構造によって違ってきます。
床下が狭くても床を上げて、配管スパースを確保する方法も
ありますから移動可能な範囲はリフォーム会社などの
専門家に判断してもらうといいでしょう。
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上図のような、ラーメン構造の建物なら、住戸内の間仕切り壁は、
すべて撤去できます。
床・壁・天井の内装、内部配管、電気配線もすべて撤去。
そのうえで新しい設計に合わせて、
住空間をつくりあげるこどができます。(リノベーション向き)
壁式構造の建物の場合は、住戸の内部にも建物を支えている
コンクリートの壁があるので、
それを撤去することができません。
住戸内部にあっても構造躯体ですから、
共用部分ということになります。
ですので、
リフォーム前・マンション購入前にはどの程度、間取り変更が
可能なのかチェックしておく必要があります。
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マンションでは全体の電気・ガスの容量が決まっていて、
勝手に自分の住戸だけ増量することはできません。
電気幹線の容量が決まっているので、
IHクッキングヒーターのように電気を多く使う機器の
導入は難しい場合があります。
ですので、使える電気の容量にどれくらい余裕が
あるのかを管理組合で相談しましょう。
またガス温水床暖房の導入可否も全体のガス容量によります。
ですので、この場合も管理組合に相談しましょう!
ちなみにガス給湯器を
交換して号数を上げる(給湯能力を上げる)場合も
同様の注意が必要になってきます!
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以上が、マンションリフォームする上で、
知っておきたい事。基本編でした!
皆さんのリフォーム・リノベーションの参考になれればと思います。
もし、何かわからないことがあれば、お気軽に御相談ください。
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